英語学習効率を最大化する鍵はリサーチと集中!実践方法と注意点

昨日の記事では、ゼロから初めてTOEIC945点以上のレベルの英語力に到達するには少なくとも3500時間の学習が必要になると書きました。記事を読んでいただければ分かる通りこれは英語講師によるグループクラスと、コーチングを受けながらの自習を組み合わせた場合の結果です。

ビジネスレベルの英語力は何時間勉強すれば身につくのか

ライザップなどのダイエット支援サービスを思い浮かべて頂ければと思うのですが、こうしたサービスはコーチングがキーになっています。毎日の食事内容をコーチに送り、コーチが運動内容を管理する。それによって単独では出来ないレベルのダイエットを可能にしているのですね。もちろん理論的には、単独ダイエットで同じ効果を出せるしそれをブログで公開している人も居るのですが、意思が強いこと、自分で調べて自分に合ったプログラムを作れることの2つを実践しなければならずほとんどの人が失敗してしまいます。

つまり、自力で学習を進めた場合3500時間以上の学習が必要になることがほとんどで、それを実践するにはかなりの意志の強さが必要になります。以前にこのブログではオンライン英会話をペースメーカーとして利用することをオススメしていたのですがその大きな理由がこれです。

そうはいっても自習する時のコーチングをしてもらうのは、お金がかかるので中々予算と合わないという方も多いと思います。

では、どうやって自力であってもコーチングしてもらうのに近いあるいはそれ以上の効果を出すかというと、リサーチと実践、そしてそのための時間を作り出すことが必要になります。

リサーチ

例えば英語学習で効果の高いアプリや本を調べること、そして効果の高い学習理論を知ることがリサーチです。アプリについては、オススメのアプリをオススメするまとめ記事などがネット上にたくさんありますが、実際に勧めている人がアプリを利用したのか、勧めている人自体の英語力は十分高いといえるのかなど信頼性を確認しましょう。

例えば、英語のサービスですがQuoraというQ&Aサイトは専門家による信頼性の高い回答が多く集まっています。例えば以下のページなどが参考になるかと思います。

How can I become fluent in English?

またある程度英語のレベルが高い方に限定されるかもしれませんが、リサーチの際は英語の情報を当たる方がより良い情報が得られる可能性が増えると思います。これは、日本では例えばDeNAのWELQ騒動で話題になったとおり、非常に安い単価でライターに記事を書かせるということが多くあることに起因します。検索エンジンも現状では、こうした記事を十分に評価出来ないことから低単価でコピペ中心に書かれた信憑性の薄い記事が上位に出ることが多くあります。またアメブロのおかげとも言えますが、海外ではどちらかというとブログは専門家が書いていることが多いのに対して、日本では雑記ブログが多く記事の質が玉石混交となりがちです。英語の場合は、日本語よりも競争が激しいため、よりお金を書けて良い記事を書くというモチベーションが生まれやすいのです。

またこのリサーチの段階でエセ科学に基づいた方法論などは排除すべき、あるいは科学的証拠がないことを理解しておくべきです。

例えば、教育業界で信じられてきたことの一つに、人にはそれぞれ合った学習法がある(例えば、ある人には視覚を通じた学習法が適していて、ある人には聴覚を通じた学習法が適しているという風に)という説があります。しかし、これについて科学的な証拠はなくアメリカで神経科学者、心理学者30人がこの考え方を止めるよう促しています。(参照: Brain Scientists: ‘Learning Styles’ Like Auditory, Visual, And Kinesthetic Are Bunk)

またNLP(神経言語プログラミング)についても科学的にはそれが効果的であることは実証されてませんが、例えば視覚だけでなく複数の感覚を同時に使った方が覚えやすいというのは最もらしく聞こえるのでこれを採用している学習アプリなども多くあります。(例えばDuolingoなど)

こうしてリサーチを行ってどう学習を進めるのか、どのサービスを使うのか、どう学習理論を応用するかなどの知識が集めながらそれぞれのサービスを実際に使っていきましょう。

集中

そして、もう一つ重要なのが複数の学習サービスを使うのではなく、一つ良いと思ったものを重点的に使うことだと僕は考えています。例えばTOEICを勉強しているときに、複数の文法書を使って勉強を進めるよりも、良いと思うもの1冊だけを使ったほうが効果は高いです。(これはプログラミングでも同じで、入門書をいくつも買って読むよりも、1つだけ買ってそれをきちんとこなしたほうがより早くマスター出来ます。)

僕の場合、現在スペイン語を学習していますが、Duolingoやその他のアプリを色々試した上で、英語で書かれた本を利用して勉強することに決めました。これは昨日の記事にある通り英語とスペイン語は非常に近い言語であるため、日本語からスペイン語を学習するよりも英語からスペイン語を学んだ方が効率が高いだろうと判断したためです。

また例えば下記の理論を意識しながら学習を進めています。

  • Chunking: 一度に数時間勉強するのではなく10-15分程度の短時間で学ぶことを1日の中で複数回繰り返す
  • Active recalling: 単に読んで理解するのではなくエクササイズを多く取り入れること
  • Spaced Repetition: 1度に狭い範囲を深く理解するのではなく、広い範囲を浅く理解することを繰り返す

時間を作る

ここまで、独学で効率よく学習を進めていくためのアイデアについて書きましたが、個人的には学習の時間を作り出し、継続することが何よりも重要だと考えています。

上記の流れで学習方法が固まったら、毎日学習時間を作って少しずつでも勉強を進めましょう。これについても漠然と進めるのではなく、例えばTOEICの点数や英検の級など具体的な中間目標を立てて進めると上手く行く確率がぐっと上がると思います。一緒に勉強する友達を見つけたり、英会話の先生に進捗管理をお願いすることもいいと思います。

また仕事の効率を挙げて残業を減らす、睡眠の質を上げて集中出来る時間を増やすということも重要なのでこのブログでは今後、効率化に関する記事も多く書いていく予定です。

まとめ

いかがだったでしょうか。2,3ヶ月でも効果の実感しやすいダイエットやプログラミング学習に比べて語学の学習はより長い期間努力を続けることが必要です。ある程度自分なりの方法論やモチベーション維持の方法を見つけることはきっと、英語をマスターするのに役立つはずです。(英語だけでなく他のことにも)

調べるのが面倒とか、学習理論とか難しそうだなと思う方も多いかと思いますが、是非一度試して頂ければと思います。

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ライターについて
フィリピンにて2012年8月よりリンガルボックスを運営中。